第4章 お友達って、
「隅におけんて…この子、今年で20の子やで?」
14も差がある。
村「はぁっ?!?!年下すぎるやろ!捕まるで、すばる!」
「え」
ヒナの言うこともまぁわからんでもないけど…友達にそんなルールとかない…やろ?
周りがやんややんや言い出した時
ピポンッと某連絡アプリの音が鳴った。
一斉にこっちを向く。
安「返信?」
「おん、」
噂の霄ちゃんからだ。
闇鍋…俺もしたことないかもなぁ…
錦「すばるくんがニヤニヤしとる!」
え、嘘
「俺今ニヤニヤしとった?」
大「すばるくん、嬉しそうな顔しとんで~」
横「すばるがそんな顔する友達とか会うてみたいな?な?」
錦「嫌や!かっこいいすばるくんは俺のもんや!!」
……何故か昔より亮のことがわからんようなってきたな
「みんなが会いたがってるってしてみよ…」
ピポンッ
『絶対無理です』
『体中の水分が沸騰して死にます』
「死ぬから無理やって」
村「激情型な子やな」
「まぁいっきに全員なんて無理やろうなぁ」
面白い子やから会わせたいのは会わせたいけど。
横「まぁ俺らから言えんのは…
すばる、捕まんなよっていうことくらいやわぁ」
…「いやでももう成人するし…友達やん」
……
渋谷さん、みんなに会ってたら、わたし死んじゃいますよ…
渋谷さんひとりでもやばいのに…
最初の時より話せるようにはなったけど、それでもまだ自分でもわかるほどに顔が赤くなる。
顔が赤くなってるのがわかって、あー!恥ずかしい!!と思うと余計熱くなる。
あと、基本年上の人たちの方が話しやすいけど、
14歳上の友達ってどう付き合えばいいんだろう…
わたし、子供過ぎたりしないかな…
友達なら尚更、少しでも対等でありたい。
うーーーーん…
悩んでばっかりだなぁ、わたし。