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delivery start【KJ∞】

第7章 隠しきれない。


安「あんましからかったらあかんよお!
二人のことなんやからぁ」

「、ほ、ほんま、になんなん!みんなして!!なんなんっ!!」

丸「…ほな、練習始めまひょ〜」

安「せやなぁ〜」

と、散り散りに去って行く。



「、ちょあ、お、おい!!」














…やってまいりました。

この時間。

でも今回は悩みが違う。

今回は言うべきか言わざるべきか、
ではなく、
今電話をかけていいかだめか。

前回ので、
結果どっちにしろすばるさんに心配をかけるということがわかった。

問題は!
会議室で起きてるんじゃない、現場でもない!
わたしのベッドの上で起きている!
と、わけのわからんことを考えるくらいには悩んでる。

だって…
多分今ってツアーのリハとか?あるでしょ??
疲れてるでしょ??
いくら音を楽しむ人たちとはいえ、ずっと動いてたら疲れてるでしょ??

先にメッセージで確認とかしたら
すばるさん、気を使ってかけてきてくれそうだし…

うーーーーーーーん…


よし、かける!!!

前より素早い動きで電話の発信をタップする。

Prrrr

少しの間


『霄ちゃん』

優しい声がする。
それだけで、胸がときめく。

「す、すばるさん?今、大丈夫ですか?」

最近、前とは少し違う、ドキドキを感じる。

『おん。大丈夫やで』

「あの、、前と同じ人が来ました」

焦って言葉が抜けた。

『つけまわされたん?!』

ちゃんと伝わったよう。

「でも、ちゃんとお話しましたよ?」

『お、おはなし??』

戸惑ったような声が聞こえる。

「はい!緊張はしましたけど…ちゃんと、友達だって言いました。納得はしてくれてないかもしれないですけど…。」

『、ど、んな風に言うたん?』

一瞬、すばるさんの言葉が詰まったように聞こえた。

「?
えっと食事に行ったり手ぇ繋いでたりしてましたよね、って聞かれたんで友達ならおかしくないですよね?って。
友達だし、お兄ちゃんみたいな存在なので、って。」



…嘘ですよ。
お兄ちゃんじゃないです。
お兄ちゃん、いないけど、こんな気持ち、お兄ちゃんには抱きませんよ…?





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