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アイドル☆キュンキュン【Mr.FULLSWING】

第1章 嫉妬


犬飼君。僕の大事な友人の1人であり、同級生であり、部活の仲間っす。
彼の力強い投球に僕が憧れているのは事実だ。
ずっとああなりたいと思っていた。
あんな風に投げられたら、レギュラーにも、ヒーローにもなれるのに。
もちろん彼もそれだけの努力を積んで来たんだろう。僕はそれを尊敬している。
そして筋力や体格など、その素晴らしい生まれもった才能に嫉妬もしていた。
更に言うと、いくら努力してもその高みに行けない自分と比べてコンプレックスを感じていた。

そんな犬飼君の追っかけをしている彼女。
言わなくても僕がどういう思いでそれを見ているか予想はつくっすよね?
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