第3章 ☆さようなら、傷ついたアイツ☆
愛桜「ママー!」
母「なぁに?そんなに慌てて...。」
紗桜「あのね...。」
紗桜と愛桜は、アイツのことについて話した。
母「そっか...。でも、この子骨折しただけじゃない?」
紗桜「コッセツ?」
愛桜「骨が折れちゃったことよ!」
紗桜「...で、どうすればいいの?」
母「そうねぇ...。ここ猫飼えないから...。公園に戻すのもかわいそうだし...。」
愛桜「...まさか?」
母「持ち主が現れなければ、保健所...ね。」
愛桜「でも首輪してないし、結局持ち主いないのよ。」
紗桜「え?え?ホケンジョって何よっ、愛桜っ!」
それ以上、母と愛桜は話さなかった。
わかっていた。
アイツが保健所に行けば、殺処分されることを────