• テキストサイズ

託された者たち

第3章 ☆さようなら、傷ついたアイツ☆


少女たちは、可愛い可愛い言って、アイツをかわいがった。

紗桜「ねぇ愛桜(まな)、どうしてこの子動かないの?」

愛桜「それはねぇ紗桜(さな)、...ほんとうだっ!」

紗桜「でしょ?なんでだろ...。」

愛桜「この子、前足、よく見たら変な向きになってるぅ!」

紗桜「きゃーほんとうだ!!...あ、さっき紗桜が転んだ時にこの子も..。」

愛桜「そ、それは考えすぎよ、紗桜。愛桜だって手とか撫でてたから...。」



会話はそれで途絶えた。

少女2人とも、分かっていた。



紗桜「...どうしよう、愛桜?」

愛桜「ま、ママ呼ぼうよっ!」

紗桜「やーだー!!紗桜怒られるじゃん!」

愛桜「いいよ、愛桜がやったことにしとけば。」

紗桜「で、でもっ...!」

愛桜「と、とりあえず、この子持ってお家いこ!」


愛桜と紗桜と呼ばれる2人は、急いでその場をあとにした。
/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp