第1章 01 プロローグ
ガチャ
『お母さん、ただいま~』
母「蘭。おかえりなさい。」
『うんっ!ただいま(^^)』
母「ね?お母さん、話があるの、」
『ん?話し?なに?』
母「あのね、母さん・・・
この家を出て、新しい人と暮らすわ。」
『・・・えっ?新しい人と、暮らすって・・・
どういうこと?』
母「そのままの意味よ。
私は、あなたじゃなく・・・彼を選んだの。」
『えっ・・・?待ってよ?!
お母さんは、私を捨てるの!?』
母「えぇ、そうよ・・・」
『・・・』
あまりにもお母さんの言葉がショックで、
なにも言葉が出て来なかった―・・・
母「そういうわけだから。元気でね?」
荷物を持ち玄関へ向かう母
『っ・・・で・・・のに・・・』
母「? なに?」
『二人で・・・生きてきたのに・・・
お母さんは、私を・・・っ私を捨てるの!?』
母「元気でね?」
ガチャ バタンッ
『・・・っ・・・おかあさんっ・・・
1人に、しないでっ・・・おかあさんっ・・・』
あの日以来私は、母に会っていない
今さら会ったって、
憎いだけだから―・・・
今だから言えるけど・・・
おかあさんに引き取られるより、
お父さんに引き取られたほうが・・・
よかったなぁ―・・・
って言ってもお父さんの顔なんて、
覚えてないんだけどねww
でも、覚えていることは・・・
お父さんが“篠崎組の組長”
だと言うことだけ。
いつか、パパに・・・
お父さんに・・・
会いたいな―・・・