第10章 告白
菅 「せっちゃん!」
刹那 「スガ先輩!優勝おめでとうございます!!」
菅 「へへっ。ありがとう!」
出入り口を出てすぐのところに刹那は居た。
少し試合の事を話したあと、刹那が切り出した。
刹那 「あ、あの!この前のアレ何ですけど…。」
菅 「…うん。もう一度俺から言わして。」
頬を赤く染めた刹那に、俺も真面目に言う。
菅 「俺は刹那が好きだ。出会ったあの日からずっと。俺と───────付き合って刹那。」
ずっと何て言おうか迷っていた。もっと何か言おうと思っていたけど、言えたのはこれだけ。
こんな俺の告白に刹那は
刹那 「────っ…私もスガ先輩が好きです。こちらこそよろしくお願いします!!」
瞳を潤ませて、今までで一番きれいな笑顔で言った。
ありがとう 、と小さく呟いて刹那を抱き締めて、優しくキスをした。