第9章 猫対烏 ゴミ捨て場の決戦
-杉崎side-
星南「始まったね、お姉...。」
刹那「うん...。」
二人は観客席から緊張した顔で見ていた。その心境は複雑だ。特に刹那は。
お世話になってる我が校の先輩達の応援はしたい。いつも近くで見て、どれだけ本気でやって来たのか知っているからだ。でも、烏野も...自分の好きな人も応援したい。
星南「...どっちも応援しよう。試合している人たちや応援している人には失礼かもしれないけど、選べないもん。どっちにも勝って欲しいよ...。」
刹那「うん...。そうだね。」
頑張れ───
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サーブは烏野からだ。影山が合宿でレベルアップさせた殺人サーブを相手コートにブチ込んだ。
それを夜久くんが崩しながらもあげた。しかし、ボールは烏野コートへ。
烏「チャンスボール!」
日「もってこォォい!!」
ボールは月島から影山へ。影山から日向へ。一発目は『変人速攻』。
ドスッ 烏野先取
「「「「うおおおお!!」」」」
烏「ナイスキー!!」
夜「クソッ。スマン!」
黒「ドンマイドンマイ。次とるぞ!」
1セット目から取って取られての攻防戦。
ピーー
27対25 1セット目は音駒が取った。