第9章 猫対烏 ゴミ捨て場の決戦
流石、全国大会と言うだけあって手強い相手ばかりだった。全国五本指に入るエース率いるチームは特にだ。でも勝てた。何度も苦戦して息苦しくてでももっとやりたくて...様々な気持ちが複雑に交差し葛藤しながらも一回一回勝利をこの手に掴んだ。
残るは決勝。音駒対烏野。遂に伝説の『猫対烏 ゴミ捨て場の決戦』が開幕された────。
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澤「今日は絶対に負けん。」
黒「ああ。此方も負けねぇ。」
-烏野side-
烏「これが今のチームでやる最後の試合だ。絶対に諦めるんじゃねーぞ。優勝候補と言われたトコにだってギリギリでも勝ててんだ。とにかく繋げ。繋いで繋いで...勝ってこい!」
全「はいっ!」
武「できたばっかりのチームで巧くいかないところも、負けてしまうことも沢山ありました。でも、皆さんはその一つ一つの壁を、困難を乗り越えてこの大きな舞台まで来ることができました。各々が持てる力を全力で発揮し、勝ってください!」
全「はいっ!」
澤「やっとこの舞台までこれたんだ。絶対に勝つ。──行くぞっ!!」
全-澤「おすっ!!」
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猫駒side
猫「ここまでよく来てくれた。漸く猫と烏が再会し、再びゴミ捨て場の決戦が開催された。緊張はしてないな?存分に繋げなさい。」
全「はいっ!」
黒「俺達は血液だ。滞りなく流れろ。酸素を回せ。“脳”が正常に働くために───。いくぞ!」
全-黒「あス!!」
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音駒対烏野
このチームで行われる最後のゴミ捨て場の決戦。始まり───。
ピーー
全「おねがいしァーす!!」