第5章 試合の後の楽しみ
-烏養side-
今日が練習試合最後だ。セッター、どうすっか...。影山で行くべきなんだろうけど、菅原が正セッターとしてどの程度戦えるのか見てみたいとも思う。あ~~。やってみるか!
菅原と影山を呼んで、菅原を正セッターとして使うことを告げると、菅原は嬉しそうだけど動揺して、影山は悔しそうだった。
でも、二人とも強い目をしているから大丈夫だろう。
武「烏養くん。」
烏「おお、どうしたんだ?」
武「なぜ今回の試合では菅原くんを正セッターとして使うことにしたんですか?」
烏「菅原がどの程度戦えるのか見てみたかったからだ。あいつは後輩に正セッターのポジションを取られても頑張っていた。前の試合でも上達していたし、フリーの時も練習していたみたいだしな。」
武「そうなんですか!」
烏「ああ。」
始まる。初めてのスタメンでの試合が。