第1章 プロローグ

『プロローグ』　反省会


「ひゃっはー！始まりました、私が主人公のラブコメ！ラブコメって言ったら、やっぱり学園モノが鉄板でしょ！ここから、私の最強ラブラブ学園生活が始まります！？」
縢「始まりません。コレ企画モノだから、単発作品らしいよ？残念でしたー！タイトルの横に「完結」って表記されてたでしょ？一夜限りの恋ならぬ、一話限りの恋でしたー！」
「ぐぬぬ……！悔しい！ここから始まるとか期待させておいて……！」
縢「企画モノなんて、そんなモンなの！そもそも、翌日のPV数39で、続くわけないでしょ。」
「ぐっ……！だって、まだ狡噛先輩すら登場してないじゃない！不条理！」
縢「……。世の中なんて、不条理の塊なんだよ？」
「……縢ちゃん？」
縢「なーんてね！まぁ、そのうちまた日の目を見ることもあるかもしれないよ？恋も何も、諦めない限り、何かしらチャンスぐらいは巡ってくるかもしれないし。」
「そっか……。じゃあ、もしチャンスが巡ってきたら、縢ちゃんも協力してくれる？」
縢「ゲッ！？また俺！？」
「だって、今のところマトモに登場してる原作キャラは、縢ちゃんだけなんだよ！？縢ちゃんが協力してくれなきゃ、モブキャラと親交を深める夢小説になってしまう！それって需要ある！？」
縢「無い……かも……。」
「というわけで、次も頑張ってね！縢ちゃんにかかってるんだから！」
縢「俺はアンタの世話係……？」
「世話がかりじゃなくって、世話かがり☆」
縢「もういいです……。」