第2章 土方歳三の場合
「…………くっ…ぅ…」
女の身体を爪先が浮く程度まで吊り上げてからその両脚を抱え、俺自身を女の中に捩じ込んだ。
宙に浮いた女の身体はびくりと波打ち、その狭い体内に俺を飲み込む。
「なあ……もう三日目だ。
何故、お前は何も喋らねえ?」
ずくずくと下から女を突き上げながら俺は問い掛けた。
こいつを捕らえた夜から三日間、俺は毎晩同じ行為を繰り返している。
女を凌辱しているのだ。
本当に好きでやっている訳じゃねえ。
自分の邪な欲望を満たしたい訳でもねえ。
野郎にするように拷問したって構わなかったが、女の身体に傷を付ける事はどうにも躊躇われた。
それに女の口を割らすのにはこれが一番手っ取り早いと踏んだんだ。
まだ男を知らないだろうこの女なら、実際に破瓜させる前に恐れをなして全部白状する……そう考えた。
なのにこいつは……あっさりと俺を受け入れやがった。
思った通り初物だった。
碌に濡れてもいない秘部に牡茎を添え俺が覚悟を決めて一気に貫くと、中からとろりと真紅の液体が溢れてきた。
当然その激痛と恥辱に泣き叫ぶだろうと予想していたが、女は身体を強張らせただけで泣き言一つ口にしない。
そんな態度に俺の方が動揺し、そして……抑えが効かなくなった。
結局、最初の夜はそのまま女を突き続け、俺が果ててしまって終わった。