青葉城西の学年1モテる女子は男子バレー部のマネージャー?!
第9章 カップル
はぁー。平和平和。お花に囲まれて木登りっていいね。なんかいろいろ忘れられそう。
「なんで別れろなんて言われたんだろ」
あたしに嫌気がさしたんだなきっと。
「ははっ。はははっ。はっ。」
なんで涙が出てくるのさッ。飛雄なんかにフラれただけなのにッ!
「うぅッ。うぅーヒッうッ」
こういう時は誰か来て抱きしめてくれるんじゃないのかよっ!←
?「何してんのこんなとこで」
ははっ。遅いよ英。
「悲しみにひたってた」
国「なにそれ。探したんだからな。」
嘘つけ。ずっと塩キャラメルでも食べてたんでしょ。
「遅いよッ!バカッ!」
国「わかったから降りてこい」
「受け止めろよ?」
あたしは下にいる英のところに飛び降りた。あんま高くないしね。
「キャッ!」
国「っぶねっ!」
見事にナイスキャッチ?あたしが押し倒したみたいになってるけど。
「調子乗りすぎた。ごめん。すぐどッ?!」
国「良かった。」
え?待って、退こうとしたら抱きしめられた?
国「悲しみにひたってんじゃないの?」
「今は驚きのほうが勝ってる」
国「はは。なにそれ」
英が笑った?!抱きしめて笑ってる?
「心配してくれたの?」
国「当たり前だ」
「ほんとに英?」
あたしは強く強く抱きしめ返した。