第3章 ストーカーではありません追尾です!
『まだ三口ずつしか食べてなかったのに…』
「片方俺にやるヤツじャなかったのかよ」
『カッコいい人欲しかったんですか!!? 言ってくれたら誘惑に負けなかったのにっ…!!?』
「…はぁ!!? こんなとこで泣くなよ…!!?」
クレープを落とした事で泣き出したのか、誘惑に負けた事が悲しかったのか…
とりあえず、また周りの視線が痛い
「見てみて、小さい子泣かせてる…!」
「クレープ落ちてるな…、もしかしてぶつかって落としたのかな…?」
「小さい子可愛想…!」
な・ん・で・そうなる!!?
ーー。
『うわぁあ!! 本当にいいんですか!!?vV』
「…好きなの頼め」
ここは近くのファミレス
ルナはパンフレットを見て目を輝かせている
(つうか…、何で俺がここまでこいつに付き合わなきャいけねェンだ!!?)
『カッコいいお兄さん! このジャンボパフェ食べたいです!!vV』
「誰がお前の兄だ」
『なんだかカッコいい人ではしっくり来なくて…!!』
「もういい、黙ってろ」
『はぁーい!vV』
一方通行が注文すると、ルナは言われた通り大人しく待っている