第8章 旅行にはハプニングがつきものだ!!?
=カポーン…=
「…いい湯だ…」
誰も居ない広い露天で一人浸かる一方通行…
え? ここは何処だって?
ここは人里離れた遠い山奥の露天…
あのうるさい馬鹿女(#NANE1#)との日常から癒しをもらう為にやってきたのである
だから決して
『一方通行さぁああん! お背中お流ししましょうか!!?vV』
「タオル一枚で入ってくンじャねェエエエエ!!!!(怒)」
この馬鹿女(ルナ)と一緒に二泊三日の温泉旅行に来たわけではない!!!!
ーー…
『はぁ…// 一方通行さんのせいで激しい運動していっぱい汗掻いちゃったじゃないですか…//』
「ただテメェが俺を追いかけ回しただけだろうが」
胸元を押さえながら旅館の着物姿でへたりっと部屋で座り込むルナを見下ろす一方通行←
二人で二泊三日の温泉旅行に行くハメになったのは今から二日前(短っ!)…
『一方通行さんは温泉好きですか?』
「…急に何なンですかァ? ルナチャンよォ?」
『うふふ、実はねぇ?♪』