第5章 世間は狭かったりする!!
「不幸だぁあああ…!!!!」
と、朝から自動販売機の前でうなだれる男・上条当麻
「五千円札とられた挙げ句にジュースが一本も出ないだなんて…!!」
「かみやん災難やなぁ…;」
そんな当麻の隣で同情する土御門元春
『あれー? 何してるんですか?』
そこへルナが登場!
「ルナちゃんやないか! 今日も可愛ぇな~vV」
「あぁ天使…!! 俺の五千円札を取り返してくれ~!!(泣)」
仲間の敵を…!みたいな目をしている当麻にルナは首を傾げ、自動販売機を見た
『当麻さん、また取られちゃったんですか?』
「そうだ! あの自動販売機は確信犯だっ!!!!」
(ならあの自動販売機で買わなきゃえぇのに…)
ポツリと思った土御門
『五千円札は大きいですもんねっ! 頑張って返してくれるように頼みますっ!!』
「おぉ!! 頼むぞルナ!!」
ルナは袖を巻くっていざ! 自動販売機へ!!
『当麻さんの五千円札を返して下さい!』
=シーン…=
周りは静まりかえった
「…あの~…? もしもし?;」
「行けルナ! あともう一押しだっ!!」