第4章 厄介なヤツは意外とご近所だったりする!
「チッ…、こいつは何でもねェよ、ここに居ただけだ」
『一方通行さん! やっぱ男の人より強い女の人は見た事ありません! …って、あれ?』
考え込んでいたルナは今の状況にやっと気付いた
(この馬鹿が…!!)
『なんか取り囲まれてますよ!!? 一方通行さん!』
「何でもないとか言っといて知り合いじゃねーか!」
「やっぱり彼女かー? 巻き込みたくないからっていうカッコつけか!!」
『かっかかか彼女!!? 私の事ですか!!? やっぱ私と一方通行さんは恋b=びしっ= 痛いっ!!;』
照れてるルナの目を覚まさせる為に一方通行は脳天チョップをした
「…黙ってろ」
『え? 一方通行、さん…?』
「…俺とお前、立ってる場所が違ェ事を教えてやるよ…」
そう言って一方通行は能力のベクトル変換を作動させ、地面を蹴り、スキルアウトに突っ込んでいった
力の差は、圧倒的だった…
『一方、通行…さん…』
ただ佇んでいるルナを見て一方通行は目を細めた
恐れたのだろう
「…これで分かったろ? もう俺に近付くn『今のどうなったんですか?』
こてんっと首を傾げるルナ