• テキストサイズ

Zuwachs おまけ

第2章 誕生日会


「まさか、祐希がこんな用意しているとは思わなかったわ」
「あははっ。驚いた?」
「それなりに、な」
とは言いつつも、ヒロキが喜んでくれていることは俺にもわかった。
サプライズは成功かな?
「俺達は、来シーズンから、J1だけど、ヒロキの方は、どう?」
「どうだろうな?わからないけど・・・」
「お前のトラッキングシステムのデータがあれば、わかるんだがな」
ヒロシさんが呟いた。あ~、それは・・・無理っスよ。ドイツ、2部リーグのデータを一介の監督が入手出来る訳もない。ましてや、Jリーグの監督になんて。
っていうか、ヒロシさん、本当にデータ好きだなぁ~。
某番組に出演した時も、言ってたっけ。
「あっ、そうそう、忘れてた!」
俺は思い出し、ヒロキに紹介する。
「今季から、出戻りのキャプテン達、先輩!」
「あっ!お久しぶりです」
「久しぶり~。敵としては対戦したっけな」
「はい」
「で、今季からはレンタルでの加入で、来季は完全移籍が決定した2人~!」
「ヒロキ、初めましてだっけ?」
「俺は、お久~かな?」
計4人ほど、ヒロキに紹介する。というか、全員知ってはいるんだけどね。ユースの先輩だったり、ヒロキがJリーグにいた頃に対戦したり。
「あと、コースケもレンタルから復帰だって」
「・・・それ、嬉しいのお前だろ?」
「あははっ」
まっ、ヒロキの言うとおりだったりするんだけどね。俺とコースケは一番仲が良かったのだしな。人見知りな俺としては、移籍後、彼が頼みの綱だったわけで。彼が復帰してくれるということは嬉しいのだ。きっと、ヒロキも。
/ 7ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp