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やっぱり...
第4章 すれ違い。
「杏香、昨日どこ行ってたんだよ」
裕樹に呼び出されたと思ったら、昨日のことを聞かれた。
「心配になって家まで行ってみたらいくら呼び出してもいないから」
「べつにどこ行こうが勝手でしょ。」
「なんだよそれ」
「だってもう別れたし」
「おれは別れたつもりないから」
「あたしは別れたの」
「杏香のこと好きなんだよ」
「じゃあ...好きな人には自由にさせてあげて。」
その場から立ち去った。
これでほんとに、別れたんだ。
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