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やっぱり...

第2章 再び。


久しぶりに裕樹にLINEしてみた。
                 〚今日、会える?今から〛
〚会えるけど、どうした?〛
            〚ちょっと話したいことがあって。〛
〚そっか。じゃあ図書館で。〛
うすうす気付いてるくせに、こんなときも詳しくは聞かないでいてくれる優しい裕樹に胸が痛む。
自宅のマンションから図書館までは歩いて10分ほどだが、自分から誘ったので小走りで向かう。
裕樹、怒ったりするのかな?
なんて言おう?考えてきたはずなのに今になって頭が真っ白になる。
ごめん?謝るのは当たり前だ。でも頭の中にはごめんしか言いたいことがないみたいだ。
必死になって考えていたら、誰かにぶつかって転んでしまった。
「ごめん!大丈夫?」
「あ、はい.....拓海?」
「え?」
「あ、人違いでしたすいません。あの、「杏香?」」
「拓海...」
どういうこと?
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