第1章 君の笑顔が…
「周助。
うち周助好きだけど時間奪いたくないし、
うちと付き合うことでテニス奪いたくない。
だから...
嫌いになって」
うちは泣かずに言い切った。ずっと考えてた。うちがいるから彼が周助が笑わなくなったって。
見た目は笑ってるんだよ。でも笑ってない、
うちは周助の輝く笑顔が好きだったのに
うちが奪った。
そしてテニスまで奪おうとしてる。テニスがなくなったら周助の輝きも笑顔も・・・
だから決めたんだ
"別れる"
ってうちはそれしかおもいつかないから。
「それは..「別れてってことだよ」っ.........」
「周助好きだったよ」
「ねぇ、一つ聞いていい?」
「ん?いいよ」
「僕の何処が好きだった?」
「全部。
輝いて笑ってるとき。とびっきりの笑顔、でも1番は凄い強い人とテニスして楽しんでるとき。
テニスのことはよく分からないけど楽しそうなの凄く輝いてた」
「そっか」
「周助、
うちはいい彼女に成れなくてごめん。これからも頑張ってね。」