第1章 初登校前夜
晴樹
「っっって広っ!!!」
一人暮らしにしては広いよな…
ボンボンか?←
つーか意外とすっきりしてんな。
火神
「あー…最初は親父と暮らすはずだったけど、仕事でアメリカに戻っちまって…
そーだ、晴樹。シャワー浴びてこいよ」
晴樹
「いや、わりーよ。着替えもってないし…」
ていうかバレるし…
火神
「気にすんな。着替えなら貸してやるし」
晴樹
「でも…」
火神
「いーから」
タオルを持てせ、脱衣所に押し込む。
強引な優しさかよ…
晴樹
「ありがとな、じゃあ借りるわ」
火神
「おう」
パタン
ひとつ息をはき、Tシャツに手をかけた。