第2章 山崎退(クリスマス)
「あの~すいやせん。」
突然の呼び掛けに、ハッとして
愛『はっっはい!』
目の前には、栗毛のスゴく美形の男の人、その後ろからいつもの大好きな彼が「沖田隊長~」そう叫びながら走ってくる
その、沖田と呼ばれていた男の人は、息を切らしながら走ってくる彼を親指で指しながら
沖田「いやねェ、うちの山崎が、アンタに惚れたみたいで、どうです?一発付き合って貰えやせんか?
そうすりゃ貸しが出来て、アイツは俺に一生頭が上がらないんでね」
山崎さんって言うんだ…って
えっ…惚れてる?
えっ、しかも一発って!?
パニックになりかけた頭を整理していたら
山崎「うちの、上司がすみません…」
大好きな彼が目の前でそう、話しかけて来る
愛『えっと…』
恥ずかしくて、言葉に詰まっていると、
山崎「はは…困りますよね、急にこんな事言われても」
困った様に笑う彼に、勇気を振り絞って…