第2章 体育館。
放課後、さくらと一緒に体育館へと向かう。
キュッキュッというシューズが擦れる音がする。
ボールが1つ転がってきた。
(バレー…ボール?)
ボールを拾う。
?「すんません。それ、いいすか。」
(なんだこいつ天使か…?めちゃくちゃかわいい……)
私の持ったボールを指差し目の前の男の人が言った。
黒くサラサラの髪。眼は少し青みがかっている。身長も高い。目つきは鋭いが不思議と怖さはない。
楓「あっ、はっ、は、はいっっ」
目をそらし慌てて手渡す。
?「……あざすっ。」
チラッとその人を見る。
……むむむむっっ!!めっちゃ見られてるどうしよう!!!!!!
アワアワしていると遠くから声が聞こえた。
??「おいっ!!!かげやまーー!!!なにしてんだよ!!トスあげてく……れ……?/////」
(!?!?!?女の子がいる!!!……ん?どっかで見たことあるなぁ……)
オレンジ色の髪の毛の人がその人を呼びに来る。
(影山さんっていうのか…かっこいい…オレンジの人見たことあるなぁ、、)
影山「わーってるよ!!うっせぇな!!!……じゃ。」
ペコッと頭を下げ、その人は体育館に戻っていった。
少し顔が赤かった……
さくら「今の人怖かったね……!!この体育館じゃないみたいもう1つの方かな?そっちいこ!」
楓「私……ここみてく。」
吸い込まれるように体育館へ進む。
さくら「そっか…!!わかった!!じゃあまた明日ね!!!!」
楓「うん」