第4章 月日は過ぎて文化祭
「……………………あなたそれで来たの?」
『だ、だって来いって言ったの委員長じゃん!』
…あー!やっぱり変だったか。
「……………はぁ。ほら座って。髪整えてあげるから。」
『うん。ありがとう。』
「そろそろ受付時間始まるよー。レンタル彼女は準備してー」
『あ、はーい!』
あー、胃がきりきりと……
「………ねぇ、見てみてすごいよ!もう並んでる!」
「わー、本当。ちょっと引くよね」
「ねぇ、あや子ーあれってあんたの六つ子の兄貴じゃない?」
『…え?……………ほんとだ』
え?なにあれ勝負服じゃん。お目当ての子がいたのかな。めっずらしー。………ん?ってチョロ兄いる!?仕事はどうしたしごとは!
「それでは受付を開始いたします。お目当てのレンタル彼女へ並んでください。」
……………あ、もうだめ胃が………