第2章 好き好き好き 【一松】♡(食ザー)
ひも女。
それは私のことだ
バイト先では仮面をつけ
家ではごろごろ。動きたくない
喉が乾いた……
でも動きたくない…
「チョロ松兄さん~コーヒー入れて~…」
やる気のない声を出す。
チョロ松「自分で入れてくれよ…
俺、ちょっと外出してくるから」
メガネ、リュック
きっと秋葉へ行くだろう
「コーヒーくらい入れてくれたっていいじゃん!!!!」
私がブーイングすると
兄さんは眉間にしわを寄せて
「にゃーちゃんが待ってんだよ!!!!じゃーな!!!!!!」
あ、やっぱりにゃーちゃんか…
勢いよく襖を閉めた
重い体を動かして
「……しょうがない自分で」