第1章 プロローグ
初めて出会ったのはもっと昔なんだって
でもね
私は最近会ったとしか思えないの
ごめんね
私はあなたが誰だか思いつかないの
それでもね
感じるのは愛なの
太陽に何かを叫んで
月に何かを願って
何かに消された星と
何かに飛ばされた雲
さてさて、そろそろ分かったかい?
全然分からないわ
あなたは誰?
教えてくれなくていいの
自分で見つけたいから
だって答えはすぐそこにありそうな気がするから
だからずっと見守っていて
私があなたを思い出すまで
でもそれは、いつになるのかな?
それは君だけが知っていること。