第20章 未来への扉
『つける、ね。』
枕元からゴムの袋を取り、
ピッと封を切り…
くるくると手際よく、
根元までおろしていく。
…ゴクリ。
落ち着け、俺。
考えない。
考えない。
慣れてるな、とか
いつもそうしてんのか、とか
そういうこと、
考えない、
考えない…
装着し終えると、
『…このまま、私が上で?』
見たことない、顔。
堂々と、エロい。
悔しいほど、セクシー。
俺も、
じたばたしない、
余裕のある顔、してたい。
『来いよ。
ここから、夏希がイクとこ、見ててやるから。』
脚を広げて股がり、
ソレにゆっくりと
腰を落としてくる。
なんの抵抗もなく、
ツルリとナカへ。
『…ぁ、はいった…』
揺れる胸越しに
夏希の素顔。
天を向いて喘ぎながら
繋ぎ目をこすりあわせてくる。
前後左右。上下。
擦れあう陰毛同士が
ザラザラと鈍い感触の音をたてる。
『…ぁうっ、ぁんんっ、ぁぁ…』
勝手にイキそうな顔を見て焦る。
俺にも、ちょっと、何かさせろよ(笑)
思わず夏希の髪をつかんで
俺の肩の横に、
夏希の顔を引きずりおろした。
体同士が密着して重なる。
『…勝手に、イクな。』
耳元で囁く。
『ごめん、キモチ、よすぎて…』
『だいたい、うますぎなんだよ、淫乱!』
つい、
桃のようなお尻の丸みを
パチンと叩いてしまった。
乾いた音が、響く。
痛くは、ないはずだけど。
ごめん、と謝ろうと思ったとき、
『…ぁ…もっと…』
え?
もっと?
『なに?叩かれるの、好き?』
『痛いのは、イヤ…』
痛くなければ、好きなんだな…
もう、
俺の知らない夏希の一つ一つが
俺好みで、たまんねぇわ。
『んじゃ、叩いてやるから、イってみせろ…』
左手で夏希の髪の毛を掴んだまま、
右手で体を俺の上に抱いて叩く。
…ヤバ。なんだ、これ。
俺の知らない、俺がいる。
されるがままの夏希。
俺が腰を突き上げてナカに打ち付けた。
『…ん…ん…ぅんっ…ぁぁ…ィ…ゥ…』
夏希の太股に力が入るのがわかる。
軽く痙攣しながら、
ナカもギュッと締め付けられ、
『…んんっ!!』
二人とも、
グッタリと力が抜けた…