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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第19章 Marry me !!



拍手喝采の中、
木兎様の出番は無事に済み、
そこからは式は通常通り(笑)
指輪の交換へと続いています。

…『ね、夜久君、人前式にしといてよかったね。』

『あぁ。自由すぎる人達だからな。』

『原稿、一文字も読まなかったし(笑)』

『ありゃ、どー見たって
最初から読むつもりなかっただろ。確信犯だ。』

『でもさ、赤葦様のときも思ったけど、
木兎さんの言葉って、
メチャクチャなのに心に響く。
笑いと感動のバランスが、絶妙。』

『…やっぱ、スターなんだよなぁ。
高校の時から、俺ら、
ここぞって時に勝てなくてさ。

規格外の才能と華がある
木兎さんだけじゃなくて、
それを後ろで支える
赤葦君と木葉君のバランスが
パーフェクトだから…

あの3人が揃ったら、なかなか勝てねーわけだ。

…あそこに比べたら、
うちのチームは未完の大器が多すぎたな…』



最後の方はほとんど
独り言みたいになってます。

…誰かのこと、思い出してる顔。
きっと当時のチームメイトでしょう。



『でも夜久君、
木兎さんとバレー仲間ってすごいよ。』

『仲間?かどーかはわかんねーけど、
一緒にバレーしたことがあるってのは
やっぱ、誇らしいかな。
こうやって、卒業してから仕事で関われるのも
すげー、嬉しいし。』

『…多分、』

『なんだ?』

『木兎さんは夜久君のこと、仲間だって思ってるよ。
木兎さんだけじゃなくて、奥さんたちも含めて
6人皆さん、そう思ってるはず。』

『まぁ、もうライバルでもねーしな。
…今は大事な“お客様”ってことでいいだろ?』

『夜久君、素直じゃないからね。』

『は?それ、お前に言われたくねぇし!
あ、退場だぞ。ほら、ドア、ドア!』

…照れ屋の夜久君。
“仲間”って言葉、
ホントはすごーく、嬉しいくせに!




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