第5章 ヴァージンロード~月の道~
『蛍、これ以上は…』
すると蛍は私の両脚を抱え込んで
左右に大きく広げ、
下着の中に指を滑り込ませると、
なんの躊躇もなく、中をかきまわした。
…いやらしい音が響く…
『ね、こんな音させときながら、
これ以上はダメだなんて、言えないよね?』
完全にリードされて、私は観念する。
『蛍…』
『何?』
『お願い。』
『それじゃ、なんにもわかんない。
何を、どうしてほしいの?』
『………て…』
『ゼンゼン聞こえないし。
このまんま、床に転がっとく気?』
『お願い…挿れて…イカセて…』
『やーらしー。
でも、アキのお願いなら、
特別に、きいてあげてもいい。』
ニヤリと笑った蛍の顔。
『どんな体位が好き?』
『そんなこと、言わせないでよ。』
『言わなきゃわかんないデショ。
進まないけど、いいの?』
悔しいけど、口が勝手に動いてしまう。
『…バック…』
『ふーん、今までの男とは、
そうやってシテきたんだ。
でも、アキのエロい顔、見たいから、
俺はバックは、ヤダね。』
…じゃぁ、聞くなよ、と思うけど、
言葉にはしない…
結局、
上から跨がってきた蛍に
さんざんあえがされ、
何度も何度も何度も何度も、イッた。