第18章 誓いの言葉
恥ずかしさをかなぐり捨てて
脚を開いた、というのに。
京治さんは、そこには触れもせず。
『小春、シタ、出して。』
『…シタ?』
『舌。ベロだよ、ベロ。』
…言われるままに、ツンと舌を出す。
『もっと。ソフトクリーム、舐めるみたいに。』
…言われるままに。
『これ、舐めてみて。』
舌に触れる、冷たくて固い感触。
独特の、分厚くて響く感じ。
これは…さっき、みんなで何本か空けた、
『ワインの瓶?』
『そう。
…小春が俺のを舐めるとき、
どんな舌使いするのか見てみたい。』
…まだ、京治さんのモノを
口に入れたことは、ない。
でも、やれといわれれば
いつでも、そうする。
だから、瓶を舐めるくらい、平気。
塞がれた目の闇の中で
想像する。
今まで何度か受け入れた、
京治さんの、モノ。
アレを舐めるつもりで。
下から、擦りあげるように。
舌を絡み付かせながら。
瓶の口や段差の部分は、
先端のカーブのつもりで。
『…小春、エロすぎる…』
京治さんの抑えた声。
見えないけど…興奮してくれてる?
細く開いた脚に、
もう、意味をなさないほど
濡れてしまったショーツ。
京治さんはそれをスルリと脱がすと、
『…え?』
私の両脚を大きく開き、
チェアの左右の肘置きにかけた。
…中にまで空気が入り込んだかと思うほど
冷たく広い感覚に、思わず体が震える。
『…京治さん?』
足元から聞こえる小さな声。
『全部、見たいんだ。小春の、全部。』
そして、
…ツプリ…
『?!』
これは…
さっき舐めた、ワインボトル?
『こうやって、
俺のをくわえこんでくれるんだね。』
ゆっくりと動かされる
ワインボトル。
固く冷たい感触は
羞恥心を掻き乱し、
抵抗することを忘れさせる。
…とはいっても、
今、京治さんはきっと
そこを凝視してるに違いない。
そう思うと、
それはとてつもなく恥ずかしく…
『…み、見ないで…』
『小春、ワレメが巻き付いてる感じ、
すごくヤラシくて、俺、もう…』
『京治さん、お願い、見ないで、だって…』
『…なんで?
もしかして、もうすぐイッちゃいそうだから?』
ポン、と音をたてて抜けたワインボトル。
『…ァ、ハァ…』
…抜か、ないで…イかせてよ…