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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第4章 夢の国ウェディング




家にあげてもらった。

『龍君、私、何かお願いしてたっけ?』

『今日アキちゃんの大好きな
キティのお誕生日だろ?お祝いしよーぜ。』

宅急便の段ボールのなかから
一つ一つ、取り出す。

『まず、お祝いと言えば、花。』

…白と赤のカーネーションを束ねて
目と鼻をつけ、
大きなキティの顔をデザインした
特注の花束💐

『何、コレ、かわいい!
え、本物の花?すっごーい!!』

目を丸くするアキちゃん。

『次に、お祝いと言えば、ケーキ。』

ケーキ全体をキティの顔にしたてた
キャラクターケーキ。

『キャー、かわいすぎて食べられない!』

『そして、俺が一番渡したかったもの。』

ピンク色の小さな箱から取り出した、
キティの指環。

おもちゃじゃねぇぞ。
ピンクゴールドのリングに
キティの顔とルビーがついた、
ちゃんとしたジュエリー。

『アキちゃん、左手出して。』

うん、彼女の健康的な手には、
ピンクゴールドのかわいい色合いが
よく似合う!
(注:もちろんノヤ嫁のアドバイス)

薬指に指輪をはめて、俺は言った。

『アキちゃん、俺と結婚してくんねーか?』

アキちゃんの大きな目が
うるうると潤んでいる。

『うん。うん。うん。はいっ!』

『よーし、それじゃ、ここに
フルネームでサインをお願いします。』

俺が、宅急便屋らしく
ポケットから取り出したのは、
…婚姻届だった。

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