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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第15章 100回目のプロポーズ


30分ほどたっただろうか。
荷物は、数台の車に分けて積み込まれ、
学生達もそれぞれに帰っていって、

『おまたせ~。』

…ようやく、アキが俺の前にやってきた。

日が暮れた町を、並んで歩く。

何年ぶりだっけ?とか
元気にしてたか?とか
そんな
当たり障りのない話から始めたけど

すぐにプッツリと、会話が途切れる。

…どっちが肝心な話を切り出すか、
お互い、探ってる感じ…

そりゃ、誘ったんだから、
俺から言うべきなんだってわかってる。

でも、

ホント、俺、ダメだ。
こういう時、どうやっていいか、わかんね。

…スガさーん、
こんな時も
『真っ向コミュニケーション』ですかね?

思わず、その場にいないスガさんにまで
助けを求めたくなる始末…

アキを前にすると、
ホント、俺って、ペースが崩れる…

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