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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第14章 祝福の拍手




拍手がわく瞬間、
金髪の男性が立ち上がり、
手をたたきながら大きな声をかけられました。

『お前ら、絶対、幸せになれよ!』


…その姿を見た町内会チームの皆様も立ち上がり、

『山口ぃ、アッキー泣かせたら許さねー!』
『くっそー、アッキー、やっぱかわいい!』
『山口、うらやましいから
1ヶ月、モップ当番やれよー、この幸せ者め!』



…さらにその姿を見た
烏野チームの皆様も立ち上がり、

『山口、おめでとう!』
『大金星だな!』
『奥さん、大事にしろよ~。』
『てか、アッキー、山口を頼んだぞ。』
『山口、スゲーなっ。』
『俺たちも、町内会チーム、入れてくれ!』
『山口、おめ。』




…さらにその姿を見た
その他のお客様も立ち上がり、

『アキ、おめでとう。』
『いい奥さんになるのよ。』
『親孝行しなさいね!』
『お幸せにね~。』




…新郎新婦は、
一人一人に頷きながら、

止むことのないエールを受けて
ドアへと向かいます。

仲間から寄せられる
祝福の拍手に背中を押されながら。

『それでは皆様、
お二人の幸せへの旅立ちが
希望に満ちたものになりますよう、
心からの拍手でお見送り下さい!』

司会者の声につられて一段と大きくなった
この日一番の拍手を背に、
お二人は、披露宴会場を後にされました。




『さてと、これで、山口も妻帯者だね。
王様、大物は最後に行くってわけ?』

『ウルセー、月島。』

『おい影山、俺に気ぃ使う必要ないぞ!
結婚したい相手がいるなら、
俺に遠慮なくさっさと結婚しろよ!』

『烏養さんまで、そんなこと言わないで下さい!
…てか、俺、別に、烏養さんに
気ぃ使ってるわけじゃないっすから。』

『ふーん、じゃ、
今でもやっぱり孤独の王様、なわけ?』

『マジうるせー、月島!』

…披露宴の中、度々二人に送られる拍手。
その拍手の大きさが、
二人を祝福する気持ちを表します。

"幸せは、賑やかなところにやってくる"

今日のお二人のところにも、
たくさんの幸せが訪れるに違いありません。

新郎 山口 忠様
新婦 アキ様
本日は、誠におめでとうございます。

どうぞ、末永く、お幸せに!


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