第4章 夢の国ウェディング
この日の夜、俺は手紙をもって
ノヤッさんの家に行った。
高校を卒業してもう5年以上たつけど、
お互い地元にいるから、
俺達は今でも仲がよくて
ノヤッさんが結婚してからも
よく西谷家に遊びに行く。
嫁さんや子供たちとも顔なじみだ。
『この手紙、どー思うよ?』
状況を説明して、ノヤと嫁さんに聞いてみる。
『どーって…感謝状、じゃねーのかよ?』
『やっぱ、そうかな。
幼稚園を代表しての感謝状か?』
『え~?私は違うと思うけどなぁ。
これは、ラブレターだって!』
『え?これのどこが"Love"なんだよ?』
『"あなたのトラックが来るのを
とっても楽しみにしてる"のは、
子供たちじゃなくて、この先生だよ、きっと。』
…うぉ~~っ、そ、そうなのだろうか?!!
俺とノヤは二人して鼻血を出して、
嫁さんに笑われた。