第14章 祝福の拍手
~高嶺の花に一目惚れ。
見ているだけで幸せだった…
はずなのに。
俺、今、
人生最大の難関に
挑戦しようとしてる。
ジャンプフローターサーブより
難易度の高い挑戦かもしれない。
でも、
彼女が俺を選んでくれたんだから。
だから、ちゃんと、
『彼女と結婚します』って
『俺が幸せにします』って、言うんだ。
"あの人"にも祝福してもらえるように。
堂々と胸を張って!!
大きな声で!
…は無理でも、
目をそらさずに、
と、とりあえず聞こえる声で…
あれ、
だんだん決意が弱まってないか?
高嶺の花を手にいれるんだ、
頑張れ、俺!~