• テキストサイズ

ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第13章 嫁ぎの紅(べに)




とるものもとりあえず、
病院へと駆けつけた。

私も何度も来たことがある母の勤務先。
…慣れたところでよかった。

玄関を入ってすぐのところで
絵美さんが待っていた。

『アキちゃん、ごめんね!
私が慌てて勝手に電話しちゃって…
大したことないみたいだから。』

『絵美さん、いつも迷惑かけてごめんね!
で、おかーさん、どこ?』

連れていかれた所は、リハビリ室だった。
足をギプスでがっちり固めたおかーさんが
松葉杖の練習をしている。

『おかーさんっ!』

『ごめんごめん、
つい調子にのって翔ちゃんみたいな
スーパースパイク決めようとしたら
着地に失敗した~。
大したことないけど、
さすがのおかーさんも、
この足で東京は無理だから、
残念だけど、今回はアキ1人で行っておいで。』

『何いってんの?
おかーさん1人残して行けないよ。
誰がお世話すんのよ?!』

『だーいじょうぶだって。
おかーさんを日頃からやかましく思ってる
ドクターが、ここぞとばかりにこんなに
大げさにやったんだって。
あの、ヤブ医者め!』

『おかーさん、言葉遣いっ(怒)
それにしたって、こんな状態じゃ…』

/ 1378ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp