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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第12章 1年後のガーデンパーティー




何もかも済ませて会場を後にしたのは
夕方だった。

『雪乃さん、二次会は?』

『いいえ、帰ります。』

『じゃ、家まで送りますよ。』

『縁下さん、お酒…』

『飲んでないんです。
今日はスガさんのためにも
雪乃さんのためにも
酔っぱらうわけにはいかなかったから。
俺、エライでしょ。』

『でも、お友達が二次会で
待ってるんじゃないですか?』

『いつでも会えるヤツラですから。』

…それは、ウソだけどね。

『じゃ…
私も急に一人になるのはちょっと寂しいから…
送ってもらえると嬉しいです。』

『そのかわり、
俺から1つだけお願いがあるんです。』

『何ですか?』

『後ろの席には荷物がのってるので…
今日は助手席に乗ってもらえませんか?』

『…わかりました。』


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