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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第12章 1年後のガーデンパーティー




それからは、
打ち合わせのあとは、
時間が早くても
俺が家まで送っていくようになった。

雪乃さんは相変わらず後部座席に座るけど、
運転席まで聞こえる声で、
世間話するくらいの間柄にはなってきている。


話してみると、
至って普通の女性で…

いや、むしろ
控え目さは誠実さとも言えるし、
時々見せる俯きがちな笑顔は
上品で奥ゆかしい美しさに見える。

きっとこの人は、
あんなことさえなかったら
きっといい保育士になっていただろうし、
いい奥さん、
いいお母さんになってたんだろうな。


…それにしても。

なんだろう。

なんだろうな、

俺の中にひっかかる、
この、小骨のような違和感。


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