第11章 ガーデンパーティー
不自然な体勢だけど、
それがまたアキの弱いところに
ちょうど当たっているみたいで、
喘ぎ声が半端ない。
『んぁ、んんっ…ぁ、ぁ、ぁ、ん…』
アキの限界がきそうだ。
『アキ…イキたかったら、
ちゃんと言えよ、俺の名前、呼んで…』
『ん、コーシっ、イキたいっ。
ぁ、ぁ、ぁんっ、イカせてっ……んんんっ』
ナカでおさまりきれずに
割れ目から出てくる愛液が、
俺の動きにあわせ、
イヤラシイ音をたてて
飛び散るように溢れてくる。
その割れ目越しに見えるアキの乱れた顔。
アキ。
俺達、
出会ったことで、
何か変わるかな?
俺は、変わりたいよ。
でもその前に…
キミを、俺のものにする。
『アキっ…』
ギリギリの理性で、
腹の上に精を吐き出す。
アキが、俺を抱きしめた。
『あ、それ、ヤバイよ…』
俺が慌てて離れようとすると
アキの腹の上の精液が
二人の間で糸をひく。
『いいの。コーシのだから。』
…優しい顔。満ち足りた顔。
これも、初めて見る顔だな…
二人でシャワーを浴びて
そのままバスルームでもう一度つながる。
再びベッドに戻ると、
アキはコトンと眠ってしまった。
初めて会った日に抱いて、
その翌日にはもう、
こうして彼女のベッドで
朝まで過ごそうとしている。
…少なくとも俺は、
今まで、こんな経験は、ない。
アキは、どうなんだろう。
…いつも?
誰とつきあってもこうなのか?
悔しいけど、
今、俺の方がリードされてる。
身体はつながったけど、
まだ、アキの心の手応えがない。
…そこまで考えて、苦笑いする。
焦りすぎだよな、俺。
こんな気持ちになったのは久しぶりだ。
追いかけたくてたまらない気持ち。
高校生の片想い、みたいな。
まだ、出会って2日目。
俺達は、これから、だ…