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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第10章 公開プロポーズ




『アキ、あのさ、すっげー申し訳ねーんだけど、
今度のお前の誕生日、
俺、実家に帰んなきゃいけねーんだ。
初めて一緒に過ごす誕生日なのに、
ホント、申し訳ねぇ。』

…イベント好きな光太郎と過ごす
初めての誕生日を
密かに楽しみにしていた私。
一瞬、ガッカリしたのが正直な気持ちだ。

『珍しいね、光太郎がお祝いの日にいないなんて。』

『まっじで、ゴメン。
でも、どーしてもこの日ははずせねぇんだ。
その分、絶対、埋め合わせするから。』

訳がわかんないけど、
いつもの軽い調子とは違う…
ということは、なんとなく伝わってくる。

『うん、わかった。
埋め合わせしてくれるんだったら、許してあげよー。』

『ありがとなっ!やっぱアキはいい女だ!
でも、誕生日に一人にすんのは
あまりにも申し訳ないからさ、
俺の代わりに、赤葦、置いてく。』

『は?』

『あ、でも、飯までにしとけよ。
赤葦はきっと、俺より寝技、ヘタだぞ。』

『ばっかじゃないの(笑)』

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