第27章 ウェディングプランナー
二人で、何回、果てただろう。
最後は、俺も、意識が飛んだ。
それでも
朝、目が覚めたときは
二人ともしっかりと
裸で抱き締めあっていて、
つい
『産まれたばっかの双子みたいだな。』
って言ってしまい
笑われるかな、と思ったら
アキは
『もしかしたら、
ずーっと前はそうだったのかも。』
と答えてくれて、
なんの根拠もないし
なんの説得力もないけど
すげぇ嬉しかった。
心から、大切だと思った。
…夜っ久んや研磨が知ったら
ビックリするくらい、
今、俺、トロけた顔してんだろな。
しっかり者のアキが、
俺の前ではかわいい女になるように、
俺もアキの前では
弱かったり迷ったり淋しがったりできる。
…心も、裸でいられる場所。