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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第7章 メモリアルフォトアルバム




正直言って、気まずかった。
別れ方が…あまりにも雑だったから。俺的に。

それなのに、うちのオーナーが

『花巻、ちょうどいいじゃん。
お前の練習台になってもらえよ、カットモデル。』

なんていうもんだから、
翌日、また会うことになってしまった。


閉店した夜のサロンで鏡越しに向き合う。

オーナーは、事務所。
店内には、俺とアキの二人だけ。

…カットより何より、
まずはちゃんと会話しなくちゃな。

そう覚悟を決めて、
俺はアキの髪をブラッシングしながら
話しかけた。

『久しぶりだよな。』

『うん、びっくりした!貴大、元気そうだね。』

『アキも、すっかり元気みたいだな。』

『元気だよ~。
カメラの修業、始めたばっかりだから
失敗も多いけど、毎日が新鮮で!』

『…お前、美大は?』

『うん、結局、辞めちゃった。』


…俺たちが別れたのは、
高校を卒業した次の夏。

アキが東京の美大へ行き、
俺は地元の美容専門学校に進んだ、
その年の夏だった。

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