第27章 ウェディングプランナー

両脚をM字に開かせようとしたら、
ビックリすることを言いやがる。

『…あんまり、見ないで下さい。貧相だから。』

『え？』

…自分で脱いで挑発したろ？
さっき、ヤラシい顔で舐めてたろ？
69も、
鏡の前でバックまでしたろ？

『あんだけやっといて、
今さら、何、言ってんだ？』

『…必死だった。
慣れてる顔してないと
黒尾さんの相手、出来ないと思って。
セックスも、久しぶりだし…』

なんか、ずりぃ。
梅干しと思って口にいれたら
さくらんぼだった、みたいな。

思ってたより"甘い"。
ギャップに、ヤられる。

『…これなら見えねぇから、』

抱きかかえ
膝の上に乗せて向かい合う。

『自分で、来いよ。』

股間には、再び勢いを取り戻し
反り返る肉棒。

両腕を俺の首にまわし、
そろそろと腰を落としてくる。
入り口が触れたから少し擦ってやると
クチュ、と小さな音がした。

『もちっと、濡らすか？』

返事を聞く前に指を挿れる。
Gスポットはさっき捜索済み。

『ぁ、ちょっ、黒尾さ…ズルい…
ぁ…ぅ…イヤッ…ァァ…どうし…よ…』

小さく痙攣し、
力が抜けて体が崩れた勢いで
突き刺さった。

身体を揺すってナカを刺激しまくる。

『ぁ、ぁ、ぁ、ﾔﾒﾃ…』

『やめねぇよ…ほら、声、きかせろ…』

『ヤダ…ヤ…ァ…』

カプッ。
俺の肩に噛みついた。
爪の先が背中にめり込む。
もちっと啼き声、聞きてぇけど…
しょうがねぇ。このままイかすか？

小さな体。
跳ね上げるのも簡単だ。
腰と膝を使って
身体を浮かせては落とす。

『…ハァ…イクときは…言えよ…』

爪が、背中を引っ掻く。

『…ク、黒尾さん、ぃ、ぁ…』

『ちゃんと…クッ…言えって！』

『黒尾さん、ぃ、ぅ…』

体が沈み、肩に歯形がつくほど噛まれた。
俺も、限界。
そのまま押し倒し、膝を抱えて突き上げる。

ぬめったナカに締め付けられるのは
なんとも卑猥で…
突き上げても突き上げても止まらず
彼女が意識を失いかけたころ
ようやく、俺も、放出した。

…全面的にリードするセックスは
久しぶりだった。
トーコとのセックスは…
いや、もう、いい。

腐りそうだった心。
目の前で意識を失ったように眠る
このヒトに救われた。