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ウェディングプランナー(R18) Hi-Q

第6章 ウェディングブーケ




俺の言葉は、及川徹に届くのだろうか?

『多分、一番大事なのは
理想の人を探し当てることじゃなくて
タイミングよく出会えるかどうかって
ことだと思うんですよ。

そばにいてほしいと思える人と、
お互いに同じタイミングで
同じ気持ちでいられることが
どれだけ奇跡的なことかってのが
35億分の1って確率なんだと

俺は思いますけど。』


少しの沈黙のあと、及川が口を開く。


『ねぇ、ツッキー。
女の子ってさ、みんな
自分が特別じゃないってわかった瞬間に
通りすぎていくんだよね。

一人だけを特別にできないことを
わかってくれる人がいたらいいのに。

そしたら俺、
その人のこと、すっげー大事にする。』

『おっしゃってることが相当メチャメチャなので
真面目に相手にするのもバカらしいんですけど…

そういう人、
及川さんの身近にいないんですか?』


……いるデショ?



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