第3章 敬語禁止
「つまり選べないと?」
里奈は小さく頷く
「わかりました‥ではどっちにするか決まったら言って下さい」
「‥わかりました」
「あと里奈さん敬語は止めましょう」
「だね‥タメで話そうよ」
二人の顔が近くなり里奈は後ずさった
だが二人に腕を捕まれ頬にキスされた
「わっわかりました///」
「敬語禁止ですよ。里奈さんが敬語を喋るたびに罰を与えます」
白澤はにこにこしながらどこかへ行ってしまった
鬼灯は次の仕事に向かった
「里奈ちゃん?顔赤いわよ?」
顔をあげるとお香が立っていた
お香は里奈のおでこに手をやり熱がないか確認した
「熱は無いわね‥何かあったの?」
里奈は必死に首を振るがお香には意味はなく問い詰められた
「何があったの?」
「ほっ鬼灯さんとはっ白澤さんから告白されました‥」
「そう‥それでどっちにするの?」
「まだ決めてないです」
お香は微笑むと手を振り歩き出した
「あっお香さ‥ん」
里奈は二人の事が頭から離れなかった