• テキストサイズ

イケメン王宮*Short Stories

第13章 10月16日*ルイ*


10月16日。

今日はルイの誕生日。

どうしてもゆっくりお祝いしたくて、公務を調整してもらい私は休暇をもらっていた。

一度体験してルイは嬉しそうにしていたので、城下の家を用意してもらい、二人きりで過ごせる準備を整えた。

淡いブルーの包み紙にラッピングされたプレゼント。

料理もアランに教えてもらった甲斐があって、今までで一番上手に出来た。

あとは、ルイが帰ってきてくれるだけ。

帰りの馬車がここまでルイを導いてくれるはず。

サプライズする側というのはワクワクドキドキしてしまう。

早く帰ってこないかな。

そわそわしていると、馬の蹄が地面を蹴る音と車輪が道を走る音が近付いてきた。

最後に、鏡で全身を確認。

前にルイに褒められた水色の花柄にレースがあしらわれたワンピース。

ドアの前で一つ深呼吸をした。


/ 247ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp