• テキストサイズ

イケメン王宮*Short Stories

第4章 わがままプリンセス*ユーリ*


様のベッドに入り、今度は小さく潤んだ唇にキスをした。

額をこつんと合わせ、お互い照れたように微笑み合う。

それが合図のように、何度も角度を変えながら口づけをする。

唇を重ねる音が部屋に響く。

それから先程より長く、深く、甘いキスに変わる。

だんだん彼女の顔から余裕がなくなり、時折漏れる声がますます俺を欲情させる。

唇を離すと、瞳を潤ませ頬を染めている彼女の顔がはっきりと見えた。

「ユーリ…大好き。」

呼吸を少し乱しながらも、はっきりと伝わった彼女の愛言葉。

「そんな可愛いこと言うと、俺我慢できなくなるよ?」

「いいの…。おねがい、…ユーリがしたいようにして。」

こんな甘いワガママだったら、いくらでも聞いてあげる。

ネグリジェの裾をめくり、指を彼女の素肌に滑らせるとまた切ない声が聞こえてきた。

「…俺も大好きだよ。」

可愛い俺のプリンセス。

やっぱり俺は君に甘いみたい。
/ 247ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp