第4章 わがままプリンセス*ユーリ*
様のベッドに入り、今度は小さく潤んだ唇にキスをした。
額をこつんと合わせ、お互い照れたように微笑み合う。
それが合図のように、何度も角度を変えながら口づけをする。
唇を重ねる音が部屋に響く。
それから先程より長く、深く、甘いキスに変わる。
だんだん彼女の顔から余裕がなくなり、時折漏れる声がますます俺を欲情させる。
唇を離すと、瞳を潤ませ頬を染めている彼女の顔がはっきりと見えた。
「ユーリ…大好き。」
呼吸を少し乱しながらも、はっきりと伝わった彼女の愛言葉。
「そんな可愛いこと言うと、俺我慢できなくなるよ?」
「いいの…。おねがい、…ユーリがしたいようにして。」
こんな甘いワガママだったら、いくらでも聞いてあげる。
ネグリジェの裾をめくり、指を彼女の素肌に滑らせるとまた切ない声が聞こえてきた。
「…俺も大好きだよ。」
可愛い俺のプリンセス。
やっぱり俺は君に甘いみたい。