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イケメン王宮*Short Stories

第2章 また君に恋をする*ルイ*


ルイが少し屈み、端正な顔をだんだん近付けてくる。

目を閉じると、唇に優しい温もりを感じた。

何度も、何度も、まるでお互いの存在を確認するように。

「…キスするの久しぶり。」

「私はずっと待ってたよ?」

ごめんね?と言いながら、私を抱きかかえベッドへ降ろした。

「…口、少し開いて?」

言われたとおりにすると、ルイの熱い舌が私の口の中にするりと入り込む。

頭の後ろにルイの手が回り、支えられる。

じわりじわりと身体が熱くなる。

「…舌、絡めて?」

ルイの誘導で舌を絡めながらのキス。

とろけそうで痺れてしまいそう。

すると背中がひやりと外気に晒されている感覚になる。

ドレスははだけ、首筋、鎖骨、胸元へとキスが落とされていく。

「……は…ぁっ…。ル…イっ…。」

久しぶりに肌を重ねようとしているからなのか、いつもよりもドキドキしてしまう。

思わずルイの名前を呼んだ。

「…嫌?」

彼は一旦動きを止め、情熱的な眼差しで私をまっすぐ見つめた。

「そんな…わけ、ないっ…よっ。」

息が浅くなって、上手く話すことが出来ず、こう返すのでやっとだった。

「…ありがとう。今日はにたくさん愛してるって伝えるから。」

そして、今までの空白の時間を埋めるように。

お互いの想いを確認するように。

何度も何度も触れていった。




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