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イケメン王宮*Short Stories

第27章 Birthday Date/アラン*レオ


<アラン>

誕生日の翌日、自分の部屋と違う部屋で目を覚ました。

そうだ、昨日は誕生日パーティーが開かれて、も祝福してくれたけど足りなくて。

の部屋で一夜を共にして迎えた朝だった。

ただ、隣にはいつもならまだ眠っているの姿がない。

寝ぼけた頭で少し考えて、交わした約束に気が付いて台所へと向かった。

台所の扉を開くと、朝から活発に動き回るの姿があった。

「あ、アランおはよう!」

「はよ…。悪い、起きられなくて。」

「いいよいいよ。昨日は結構お酒飲んでたもんね。体辛くない?」

「大丈夫。甘く見んな。ほら、スープ作るからお前そっちやって。」

「うん!じゃあ私出来たやつ詰めていくね。」

具材を切って鍋と向き合う背後に、がパタパタと動く気配を感じる。

大きめのピクニックバスケットにパンや具材、昨日仕込んでおいたフルーツゼリーが詰め込まれた。

出来上がったスープを保温ができるポットに詰めて、アイスティーも用意した。

誕生日祝いに二人で出掛けることにして、「どこに行きたい?」って嬉しそうに聞かれた。

「二人になれるならどこでもいい。」って返したら、がむくれてしまったから結局話し合って二人で準備してピクニックに出掛けることにした。

「よし、こんなもんか。、行くぞ。」

「うん!」
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